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Bibliographie

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Titre: 動詞の意味拡張における方向性 - 着点動作主動詞の認知言語学的研究

Traduction_titre: The Directionality of Semantic Extensions of Verbs: A Cognitive Linguistic Approach to Goal-Agent Verbs

Auteur1: 夏海燕

Annee: 2017

typeOuvrage: ouvrage

SiteWeb: http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-846-8.htm

Editeur: ひつじ書房

Genre: Specialité

Resume_editeur: 「買う」「食う」「かぶる」のような動詞は、他動詞でありながら動作が動作主から出発し動作主において終結するという特徴を持つ。 本書はこのような動詞を「着点動作主動詞」と呼び、それらの動詞に〈自分の領域へのモノの移動〉というイメージ・スキーマによって、〈不快な経験をする〉という意味拡張が起こることを示す(例:本を買う→不信を買う)。 日本語・中国語・韓国語・英語などの多言語データをもとに議論を展開する。

Table_des_matieres: まえがき
本書における表記法

第1章 序論
1. 研究の対象
2. 研究の目的
3. 本書の構成

第2章 研究背景
2.1 理論背景
2.1.1 概念メタファー
2.1.2 イメージ・スキーマ
2.1.3 フレーム
2.1.4 経験基盤
2.2 意味拡張・意味変化の方向性
2.2.1 認知意味論以前の意味拡張・意味変化の方向性
2.2.2 メタファーにおける方向性
2.2.3 メトニミーにおける方向性
2.2.4 文法化における意味変化の方向性
2.3 多義語における基本義の認定
2.4 多義語における個別義の認定

第3章 着点動作主動詞の基本義の性質
3.1 着点動作主動詞の基本義
3.1.1 着衣動詞
3.1.2 負荷動詞
3.1.3 摂食動詞
3.1.4 知覚動詞
3.1.5 その他の動詞
3.2 着点動作主動詞の基本義における意味的性質
3.2.1 使役移動のプロセス
3.2.2 動作主への求心性
3.2.3 動作主の受影性(affected-agent)
3.3 再帰動詞との相違

第4 章 着点動作主動詞の意味拡張にみられる方向性
4.1 着点動作主動詞の意味拡張
4.1.1 着衣動詞の意味拡張
4.1.2 負荷動詞の意味拡張
4.1.3 摂食動詞の意味拡張
4.1.4 知覚動詞の意味拡張
4.1.5 その他の動詞の意味拡張
4.2 着点動作主動詞の意味拡張にみられる方向性
4.3 語彙レベルの写像の欠け
4.4 意味拡張の多面性
4.5 まとめ

第5章 方向性の検証と原因探求
5.1 「堕落的傾向」との相違
5.2 非着点動作主動詞からの検証
5.3 〈不快な経験〉へ拡張する原因
5.3.1 個々の動詞または動詞類レベルでの説明
5.3.2 全体的な説明
5.4 まとめ

第6章 写像の構造性と拡張の方向性
6.1 写像の起点としての〈自分の領域へのモノの移動〉
6.2 〈自分の領域へのモノの移動〉にみられるスキーマの融合
6.2.1 〈容器〉のスキーマ
6.2.2 〈起点-経路-着点〉のスキーマ
6.2.3 スキーマの融合
6.3 イメージ・スキーマと価値付与
6.4 《 不快な経験は自分の領域へのモノの移動である》による
意味拡張の方向性の特徴
6.5 まとめ

第7章 着点動作主動詞と対応する使役動詞の意味拡張
7.1 着点動作主動詞とその使役動詞
7.2 着点動作主動詞とその使役動詞ペアの意味拡張
7.3 更なる考察
7.4 自己の自己領域と他者の自己領域の違いによる説明
7.5 まとめ

第8章 手と手以外の身体部位の違いによる方向性の相違
8.1 動作主の身体部位が着点になる動詞
8.2 手が着点になる動詞の意味拡張
8.2.1 〈 手で[物を]獲得する〉ことから〈所有にする〉ことへ/ 〈[物を]手元に保つ〉ことから〈所有する〉ことへ
8.2.2 〈手で[物を]獲得する〉ことから〈理解する〉ことへ
8.3 方向性の比較及び原因探求
8.4 まとめ

第9章 他言語からの検証
9.1 先行研究
9.2 他言語のデータ
9.2.1 中国語における着点動作主動詞
9.2.2 韓国語における着点動作主動詞
9.2.3 英語における着点動作主動詞
9.2.4 その他の言語のデータ
9.2.5 諸言語の比較
9.3 まとめ

第10章 着点動作主動詞と受身
10.1 日本語
10.2 中国語における着点動作主動詞から受身標識への文法化
10.3 英語
10.4 韓国語における着点動作主動詞から受身接辞への文法化
10.5 まとめ

第11章 結語
11.1 本研究のまとめ
11.1.1 着点動作主動詞の意味拡張
11.1.2 写像の欠けの説明
11.1.3 方向性の原因究明
11.1.4 関連動詞の意味拡張の方向性
11.1.5 方向性の普遍性の検証
11.2 今後の課題

参考文献



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